こんにちは,エルアールです。
次男誕生から取得した1年間の育休も終盤になってきました。
ここまで育休の日々を過ごしてきて「やっぱり育休を取得して良かったな!」と思ったことを自分なりにまとめてみました。
育休を取得しなかった長男の時との比較も踏まえながらお話ししたいと思います。
1.仕事のことを気にせずに済む
実はこれ,結構大きなことだなと実感しています。
長男の時はフルタイム勤務をしつつ,帰宅後に育児家事をするという形だったのですが,これ,口で言うのは簡単でも実際に実行するのはなかなか難しいんですよね。
まず勤務先(学校)からなるべく早く帰ろうにも,翌日までにこなさなければならない仕事があったり,時に保護者の方から急な連絡が入って対応したりなど,とかく思い通りにはいきません。
また,早めに帰宅できて自宅で育児や家事をしていても,翌日の仕事のことが頭をよぎって気になってしまうことも少なくありません。「あ,明日はまずアレをやらなくちゃだな。それから次に・・・」といった感じです。
また,本来は学校で済ませたいのですが,授業準備を自宅でやらざるを得ない時もあります。しかもこれをできるのは,子どもが寝てから。添い寝もしますので,添い寝からの帰還という高難易度なミッションをクリアする必要があるのです😅
こういった苦労や不安を経験した長男の時に対し,次男誕生に際し育休を取得した今回は,翌日の仕事のことを気にしないで済み,非常に大きな意味があったと断言できます。
何事もそうですが,他のことを考えながら作業すると精度が落ちがちですよね。
家庭も仕事もどちらも中途半端になるくらいなら,一定期間家庭に専念し,育児家事のことだけに集中する時期があってもいいのではないかと考えます。
2.子どもの成長をリアルタイムで目にすることができる
皆さんは,子どもの成長の瞬間に立ち会えていますか?
例えば前日に「あと少しで寝返りできそうだな」と思っていたら,次の日についに寝返った! などなど・・・
自分の場合は長男の時,前日夜に「あー,もうすぐ寝返りそうなくらい背中が浮き始めてるな~」と思っていました。そして翌日は早朝から出勤。帰宅したときにはすでに長男は寝返りをマスターしていました。もちろんそれはそれで嬉しいんですよ。
でも何というか,「今まさに成長しました!」みたいな瞬間を目にするのって嬉しさが何倍も大きくなるように思うんですよね。
実際に今回次男の時は,寝返り・ハイハイ・つかまり立ちと,一通りの成長ポイントの瞬間に立ち会うことができています。それもこれも育休で自宅にいる時間が長くなったおかげで,そういった瞬間に巡り合うチャンスが増えたことによるのは間違いありません。もちろん買い物などで外出していることもありますから,育休だとしても決定的瞬間を見逃してしまうことは無いわけではないでしょうけれど・・・(笑)
それでもそういった「初めて○○できた」という一度きりの場面に立ち会えるチャンスが大きくなるのは嬉しいなと実感しています。
3.従来のワークライフバランスを見直すきっかけになる
これは実際に育休を取得してみて気付いたことです。
結論から言うと,自分の今までのワークライフバランスは仕事に偏りすぎていたということです。
そうはいっても,長男誕生時から「家庭は仕事に優先する❗️」と公言してなるべく家庭での時間を取れるようにしてきたつもりでした。ただ実際には,前述1にも書いたように,なかなか思うようにいかないことも多かったです。
なんだかんだ仕事をこなして職場を出たら21時過ぎ。帰宅したら当然長男はもう寝ている。育休中の妻も添寝からそのまま寝落ち(日中の育児や就寝時の授乳を考えれば無理もありません)。それを見届けつつ,自分は遅い夕食をとり風呂に入ってから教材研究。
休日も家庭に専念できるわけではありません。翌日からの授業に備えた準備をせざるを得ないことも多々あります。
こういった感じだと,職場にいる時間が10〜12時間程度だったとしても(いやもうその時点で労基法の観点からいけばおかしいんですが(^_^;)),帰宅して教材研究などをする時間を考えると,仕事に費やしている時間は1日14時間以上になります。必然的に睡眠時間を削ることになるわけですが(実際3〜4時間睡眠),これは自分の身体にとっても良いわけがありませんし,家庭にとってもプラスとは思えませんでした。
そして妻の育休が明けて共働きを再開してからは一層壮絶でした。妻もフルタイム勤務でしかも通勤時間も長めだったため,長男は10時間以上保育園で過ごすことになりました。1日についても朝は5時台に起床,お迎えから帰宅して夕食やお風呂,そして子どもを寝かせる。そしてまた朝が来た・・・みたいな感じです😅
そうした中で育休を取得して毎日家庭に専念してみて思ったのは「今までの自分は家庭のために仕事をしていたはずなのに,気がついたら仕事のために家庭を犠牲にしていただけなのではないか」,つまり仕事>>>家庭になってしまっていたのではないかということでした。
もっと家庭の時間を取れるようにするべきではないかということに気付くきっかけをくれたのが育休だったというわけです。もちろん育休が明けて復職すれば,今までのように家庭ばかりとはいかないでしょう。それでも,育休前よりも家庭のための時間を増やしたい,そのためにどうすれば良いのか考えていくべきだと思った次第です。
では,具体的にどうしていけば良いのか? これは正直なところ,自分でもまだ手探りな部分はあります。ただ実際にこうしてみようということはいくつか考えているのと,実際に復職したなかで気付く部分もあると思うので,またこちらでご紹介していきたいと思います。
かつて「24時間戦えますか」なんてセリフが平然とテレビCMで流されていたわけですが,令和の現在,その戦場の一部は仕事場ではなく家庭でも良いではないかと思うのです。
仕事に自分の代わりはいるけれど,子どもの父親は自分しかいないんですから。
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